おおみそか

来年も、よい年でありますように。

恋のシュルレアリスム?続き

昨日からの続きなんで、そちらから。




あまりの人に、絵を見るのもそこそこ。
早めに会場を出て、外で彼を待つことにしたの。


すると、1時間くらい前に森脇君からのメールが入ってることに気付いた。
待ち合わせ時間くらいのときだわ。


「突然のメール、申し訳ございません。森脇の母でございます。今日、森脇は風邪を患いまして。行けなくなってごめんネ、とのことです。」

ど、どういうこと?。
お、お母さん?。



落ち着いて、私。
とりあえず箇条書きにしてみると、

・母親から息子のケータイ使ってのメール(息子が頼んだ?)
・「ごめんネ」を母親が変換した
・メールだから、ある意味いつだって突然
・森脇じゃなくて、息子でいいやん

となるわね。
不思議カルテットだわ。

でも、そんな点より。


何よりも、さっきまでいた森脇君は、一体何なの?。
不思議にも、ほどがあるわ!!。


さすがにドキドキしている私に、またメールが来た。


「今日は行けなくてごめん。それで、僕と付き合ってくれない?。」


何このタイミング!!。
接続詞の使い方おかしくない!?。
私が男心を知らないだけ!?。


あまりの不思議さに、私の心が揺らいだ。

なに?。
さっきのびっくり現象でのドキドキが今、恋のドキドキに勘違いされようとしているの?・・・。


・・・

だめ。
私はこんな不思議さには、まだ、心揺らめくような人間じゃない。


・・・森脇君のラブバレット、マトリックス並みの反りっぷりで避けてみせるわ!!。



背伸びをするふりをして、自分がどのくらいマトリックスに近づけるかを試してみた。

いける。
精神的にも、物理的にも。


でも、反りながらケータイを見たら、メールに続きがあることに気付いたの。




「君の不思議さが好きなんだ。ごほっ、ごほっ」



メールでも咳!!。


・・・


マトリックスばりに弾丸を避けた私の目に映ったのは、ヘリから垂直に私を狙う彼の姿だった。


・・・


その角度、的確だわ・・・。





追記
この間、上野でやっているダリ展に行ってきました。
いつかここにも書こうと思いましたが、時間がたったらこんなのになりました。

恋のシュルレアリスム

私、森脇君に「ダリ展に行かない?」って言われたとき、正直うれしかった。

森脇君って、不思議なところがあって気になってたんだけど、ほとんど話したことがない私にダリデートを申し込むなんて、不思議さが増しちゃった。




待ち合わせは国立科学博物館。
なぜ美術館前じゃないのか分からないけど、そこもまた不思議。

そういえば、国立科学博物館のHPには、お客様へのお願いとして「ペット(昆虫類含む)を連れての入館はご遠慮下さい」って書いたあったわ。
昔、トンボに糸つけてきたヤツがいるみたい。

たぶん、そんな出来事を踏まえたうえでの待ち合わせ国立科学博物館。
期待通りの不思議っぷりだわ。


当日、彼は一時間前に来ていたのに、私には「今ついたところ」って言った。

なぜ、私がいなかった50分を隠す必要があるの?。
ミステリアスボーイだわ・・・。



看板を頼りにたどり着いた美術館は、休日とあって大混雑。
館内も、人ばかり。
ダリも遠いわ。

でも、私は森脇君を見てるだけで満足だった。


彼、絵の前にたどり着いたはいいけど、あんまり人の流れがあるので、その場でくるくる回ってたわ。
人を流れさせるシステムみたいになってた。
不思議な人・・・。


でも、そんな幸福を見る時間は、長く続かなかった。
システムが流されてしまって。
わたしも人に押されて、彼を見失った。


館内の暗さも手伝って、見つけられなかったの・・・。






「どうしてここで「続く」なの?、不思議だわ・・・。」

年末なので、明日に続く。

無意識層サルベージ

前回「死に方くらいはカタカナで」を書いているとき。


文中の「死に方」という部分は最初、「死因」と書いていました。

でも、読んでみると「死因」はおかしい感じ。
「死に方」に置換することにしました。

置換後、一応確認ということで、テキスト全体に「死因」という単語がないかを検索してみました。
すると、検索結果として「"死因"が見つかりません。」という表示が。


少し、あったかい気分になりました。


で、このことを書くにあたり。
検索結果が詳細に思い出せませんでした。

「"(検索文字)"が見つかりません。」なのか、

「"(検索文字)"がありません。」なのか、

「"(検索文字)"が見つかりませんでした。」なのか・・・。



で、もう一回、検索をかけてみることにしました。

しかし今回は、「死因」は既に書いてあります。消すのめんどい。
しかも、このファイルは結構な量があるため、そこそこ使われている単語ではヘンに検索できてしまうのです。


そんな中、僕が何の躊躇もなく入力した検索文字は

「ポメッロ」

でした。


もちろん期待通り、「"ポメッロ"が見つかりません。」という表示が。





・・・そりゃー見つからんやろ・・・。



それにしても謎の「ポメッロ」。
僕自身も全く身におぼえがない。
検索しても有力な情報は、なさげ。

何なんだ、「ポメッロ」!!。
何故僕はわざわざ4文字入力したのでしょう?。

「ポメ」でも十分、使われていない度が高いと思われます。

しかも入力後、F7キーでカタカナ変換。
国際化の波がこんなところにまで。



クリスマスツリーに飾る、どんな老人も似合わないであろうカラフルな杖。
あれを「ポメッロ」と言いそうかな・・・。

違うな・・・。
妖精が履いている靴の、先端についている丸いもの。
あれか?。

いや、何か楽器っぽいぞ。
絵本などで見るこびとが吹いている小さな笛が「ポメッロ」?。

これ、最有力っぽいが、確実に間違いだ・・・。


・・・


だいぶ疲れてきたようだ。


だって、上記の「身におぼえがない」が、「ミニオーボエがない」に見えてきましたもん・・・。

死に方くらいはカタカナで

記者「こうして色んな人の死に方を見てみると、実に多様ですね。」

?「そうだ。事故、病死、自殺、他殺に加えて、その中でも細かく分類できる。ずいぶん多様だ。」

記者「あなたが人の死に方を分類するんだと聞いていますが?。」

?「そうだ。もう20年くらいになる。」

記者「今日はその仕事振りを拝見させていただきます。」




記者「この事件なんかはどうなるんですかね?。
「スズランの花瓶の水を沸かして作ったお茶を飲んでしまい嘔吐。その後呼吸麻痺となり死亡。」
へぇ、こんなことになるんですか?、スズランって。」

?「スズランは強心作用を持つ物質を含んでいる。心臓の弱い人は重篤な症状になることもある。」

記者「なるほど。これは事故で、中毒という分類になるんですか?。」

?「これは、ロマン死だ。」

記者「ロマン死?。聞いたことありませんが・・・。」

?「スズランで死亡なんて、なかなかロマンティックじゃないか。ロマン死もしくはロマンだ。」

記者「嘔吐、呼吸困難などはロマンティックじゃないですが?・・・。」

?「やはり、スズランというところがポイントだ。また、このくらい柔軟じゃないと、これからの死に方の多様性についていけないのだよ」

記者「無理して増やすことはないと思うのですが・・・。」



?「次はこれだな、殺人事件。刺傷による失血死とある。」

記者「これは?・・・。」

?「これはマンネリ死に属する。」

記者「・・・???。」

?「見たまえ。仏は金歯の数からしてかなりの資産家だ。しかも、殺人現場が温泉地らしい。」

記者「マンネリの意味はなんとなく分かりましたが、別に「失血死」でいいんじゃないでしょうか?。さっきあなたそう言ったし・・・。」

?「だから、それでは死に方の多様化についていけないと言っているではないですか!!。」

記者「・・・(今日、中野のうまいラーメン屋いこ)」



?「これが最後だな。殉職された方だ。」

記者「拳銃か何かですか?。」

?「これは言うまでもなく、ロマン死だな。」

記者「えっ、また?・・・。」

?「見たまえ。彼は最後に刑事長から煙草を一本もらっている。ロマンだ。」

記者「・・・でも、さっきのロマン死とはずいぶん違う感じですね。」

?「そういえばそうだ。さっきのはロマン死じゃなくてメル死だったよ。」

記者「メルヘンの?・・・。」

?「メルだ。」



?「今日はこれで終わりだ。お疲れ様。」

記者「最後にいいですか?。」

?「何だね?。」

記者「ラーメン食いに行きません?。」

玉手箱の普遍性

「お前は31年目を試食品コーナーのタッパの中で過ごすであろう。」

おおばばさまからそう告げられたのは2年前だ。


漬けられて30年。
梅干としてはそこそこありがたがられる歳だ。

だから、私は自信を持っていたのだ。
試食品なんかにはされないと。




でも、今はタッパの中で過ごしている。
お告げは見事に当たったわけだ。




そして今、私は32年物の梅干のサンプルとされている。
30ウン年物の梅干は、ほぼ種なので、誰も食べないのだ。


もし、カメの中に戻る機会ができたら、おおばばさまに聞いてみようと思う。

タッパの中に2年というのも、漬けられていると考えていいのか。
カメの中にいるときには考えられないくらいの早さで年老いてしまった自分を見て、どう思うか。

人の決める限界

昔、メロディ限界説というものがどこかの国で流行ったそうな。

人間、あんまり音楽いっぱい作ったんで、もうそろそろかぶるんじゃね?、みたいなものだと思います。



この説が流行ったのがもうずいぶん前であることから分かるように、実際には限界なんてまだまだらしいです。

まぁ、ドだかレとかが半分高かったり低かったり、それが強かったり弱かったり、なんとか長調だったり、それが無数に組み合わさったり、猫なで声だったり弦楽器だったりと、そう簡単に食いつぶされる感じではないことは明白です。
「音楽として成立する」条件を考えても、「限界」はなさげ。


でも、誰しも「何か聴いた曲だな・・・」とかは結構あるはず。
皆さんはまだまだ蒙古斑世代だと思うのですが(←失礼)、そのくらいの期間でも「同じような曲を聴いた」という経験をするわけです。

「音楽として成立する」という条件に加え、「その世代にウケるもの」条件が入ると一気にしぼられてしまうのかもしれません。


この辺が「メロディ限界説」が流行した一因かも。




ちょっと前、角界では「体力の限界説」が流行しました。


今、僕は「起床限界説」が最有力。

赤の色への恐怖

子供の頃、何だか分からないけど怖いものというものがたくさんありました。


昔の「土曜ワイド劇場」の、赤やら青やらの丸じるしが付いたり消えたりするオープニングは、かなりのトラウマ人口を誇るはず。


ガンダムの「ザク」とかの目が怖いという人も多いだろう。


僕がとにかく怖かったものは、「まだらのひも」という言葉。
シャーロックホームズの探偵小説です。

内容はともかく、「まだらのひも」というフレーズが何とも言えず怖い。

この「まだらのひも」。
小さい頃見たやつには、御茶漬海苔ライクな絵で「しょうゆは左の棚・・・」というダイニングメッセージを残すシーンがありました。
たぶんそれがきっかけ。



また、うちの近所の公園には「公園あり / 子どもに注意しましょう」という看板があったのですが、区切りがヘンで、「公園あり子 / どもに注意しましょう 」となっていました。



あり子!!。

複数!!。

たぶん複眼!!。



子どもながらに、頭にクリエートされたのはライダー怪人的な、あり子の姿。

今書いてても、ちょっと怖い。
おそらくあの看板はローカルフォークロア発信としては充分すぎだった・・・。



子どもは、大人が思いもつかない理由で傷つくものです。






つみぶかきおとなたちえ。


サンタさんの格好して深夜に子ども部屋に侵入しても、子どもはだいぶちびる。

ので、子どもが起きてる間にプレゼントを渡してしまって、次の日に「アレ?、その時間、お父さんはお風呂に入っていたよ。さては、サンタさんが変装したんだね。」とかにしてみては?。

天地人その4

?「おまえって、どうしてそんな沈みがちな性格なんだ?。」

「生まれてこのかた変わらないんだよね・・・。」

?「こないだ知り合った飲み友達にいい人がいるから、会わせようか?。」





「こんにちは。」

ユキチ「やあ。」





同年出版された「學問ノスゝメ」は人々に愛され続け、ベストセラーとなった。
1872年(明治5年2月)のことである。

天地人その3

?「君はどうして、そう沈みがちな性格なのだね?。」

「どうも、生まれてこのかた変わらないんですよね・・・。」

?「社長のお時間が取れるようだから、アドバイスしてもらいなさい。」





「失礼します、社長。」

ヒヨドリ「君か。沈みがちな人というのは。」

「なかなか治らないんですよ。」

ヒ「それはそうだ。人間誰しも少なからず、そういう性質は持っているよ。」

「と、いうと?。」

ヒ「人間は地上をうろつくだけだから、上とか下とかに対する考えがどうしても希薄なんだよ。」

ヒ「その点、私は空間的にものを考えなくちゃならない。それは、上昇志向というか、そういうものをコントロールできる能力でもあるんだ。」

「上に行こうと思ったら、どういう風に?。」

ヒ「簡単だよ。そこいらにある空気を羽で叩きつければいいんだ。」

「ぼくに羽なんてありませんよ。」

ヒ「君の肩甲骨なら、いける。」

・・・

ヒ「よし、さっそく屋上に行こう!!」


屋上は風が強く、背広じゃ寒さをしのげない。

「・・・社長。なぜ社長はヒヨドリなんですか?。失礼を承知でお聞きしています。一体、どのような・・・。」

ヒ「あっ、虫!。」

ビルを滑空する社長を止めるための羽は、僕にはない。




僕は社長のかごへ、辞表を叩きつけた。
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