おおみそか

来年も、よい年でありますように。

2027年

【鈴木家冷戦の概要】


倦怠期に入り、冷え切っていた鈴木家。

その鈴木家で夕食にワインが出たことが発端となり、日本⇔フランス間で2年間に渡り緊張状態が続いた。
後世の研究家たちは、それを鈴木家冷戦と呼ぶ。

一時は、主要26ヶ国首脳会議中に両国の首相がシカトしあうまでに関係が悪化したが、首相間の共通の話題「ドラゴンボールZZ」があいだを取り持ち、この冷戦は終結を迎えた。

なお、鈴木夫婦は2036年に離婚。
そのときのインタビュー中に発せられた「私の方程式は関係ない」がこの年の流行語大賞にノミネートされている。

未来パトロール隊

「今日のゲストは、殺し屋のジョニーさんです。」

ジョニー「こんにちは。」

「さっそくですが、ジョニーさんは業界でも有名な「やさしい殺し屋」であるとのことですが。」

ジョニー「そう、言われていますね。」

「なぜでしょう?。」

ジョニー「相手さんに、納得して死んでもらう、ということを実践しているからでしょう。」

「と言いますと?。」

ジョニー「私は、相手にこう言います。私は、未来パトロール隊の者だ。あなたは将来、世界を変えるような大発明をするのだが、その大発明のために、未来の世界は争いごとが絶えない社会になってしまっている。」

ジョニー「そういうことで、あなた自身に罪はないのだが、未来を変えるため、死んでもらわなくてはならないのだ、と。」

「なるほど。」

ジョニー「これで、ほとんどの人は納得してくれます。」

「だから、銀色のタイツをいつも身につけていらっしゃる。」

ジョニー「ええ。」

「ヘルメットに触覚みたいなものをつけていらっしゃる。」

ジョニー「ええ。」

「なかなかいい仕事をしていらっしゃる。今日はどうもありがとうございました。」

ジョニー「こちらこそ。」




スタッフ「ジョニーさん。お帰りなら、タクシーを呼びましょうか?。」

ジョニー「いやあ、大丈夫です。もうすぐ未来パトカーが来ますんで。」

スタッフ「まれに見る、職人気質ですね。」

音の見える装置

博士「ついに、音を視覚化できるメガネを開発しました」

助手「やったですね」

博士「じゃあ君、かけて見たまえ」

助手「はい」

博士「じゃあ、スイッチON」

助手「うわあ」

博士「どうしたの」

助手「ごちゃごちゃして、前が見えません」

博士「うーん。人間の聴こえる音域だけでも、そんなになるんだ」

助手「ぜんぜん見えない」

博士「試しに、もっと見える音域を広げてみよう」

助手「うわあ」

博士「どうしたの」

助手「い、息ができません」

くつについて

以前、「くつ」についてばーっと考えたことがある。

まず、「くつ」を漢字で書くと「靴」だ。
「革」と「化ける」がくっついている。

革が化けて、くつ・・・。

このことから言えるのは、この漢字が生まれたころ、「革」を使って作ろうとしたのは「服」ではなく、まず「くつ」だったようだ。

革でまずは服を作っていたなら、「靴」という形の漢字で、現在の服、衣類の意味を持つはずであるからだ。

しかし実際のところ、「靴」は、「くつ」。

初めて手に入った革で作られたのは、くつなのであった。

どうやら、相当のフェチがいたようだ。

適切な使用を。

「拳銃」が「がちょーん」という名前だったら。




<警官発砲、犯人3週間の怪我>

昨夜23時ごろ、民家に強盗が入ったとの通報を受けた松木署は、直ちに警官を派遣した。

現場に到着した警官は立てこもっていた強盗を説得しようと玄関に接近。
そのとき強盗が激しく抵抗したため、警官は空に向けて、威嚇射撃を1回行った。

しかし、強盗はなおも抵抗を示し、包丁を手にしたため、警官は強盗へ2発発砲。
そのうち1発が、強盗の右大腿部に命中した。

その後、強盗は取り押さえられ、民家の住人も無事であることが確認された。

松木署では警官による発砲という事態を受け、「がちょーん使用は適切だった」とコメントしている。

しかし、近隣の住人からは「日本も、これからは「がちょーん」が氾濫していくのではないか」との不安の声も聞かれており、安易に「がちょーん」に頼る警察の姿勢を疑問視する動きも起こっている。

予告

今日もポケットの中で、携帯電話の横ボタンを押してバイブレーションをおこしての「着信が来たよ遊び」をしていると、ボタンを押していないのに、それが震え出した。

このタイミングは、僕と一番メールのやり取りをしているツタヤか。

ところが意に反して、それはアキからのメールだった。

ずいぶん会っていないが。
なんだろうか。


「あまり、よく見えない。フジテレビ。」


何だ、この内容は。
どういう意図なのだろうか。

気味悪いので、ほっておいた。

数日後、またアキからのメールが。


「あけて、しめる。白鵬。」


どういった事だ。
白鵬が、言ったのだろうか。
どうであれ、それを古い友人に送ってくるヤツも、どうかしている。

数日後、またまたアキからのメール。


「白イルカじゃ、ないんだから。花小金井駅。」


なんなんだ、その言い回しは。
というか、なんなんだ、この一連のは!!。

しかし、実はこのメールを待ち望んでいる僕にも、気が付いた。
一見意味不明だが、なんとなく何か奥深いものを感じる、というのは考えすぎだろうか。

アキが一体何の目的で、僕にメールを送ってくるのか。
そもそも、僕に送ろうとしているのだろうか。

それはわからないが、僕としては、これからもメールが来たら見ていきたいと思えるようになっていた。



*?*?*?*?*

2009年カレンダー 予告
【コピー・9月】

*?*?*?*?*

表現

昨日から。

【あらすじ】
ファッファいうやつがあらわれた。

=====
「ファッファッファッファッ!!。何を無理やり締めようと思っているのか。」

「やや。そのバルタン的な笑い声は!!」


「どうも。バルタン星人です。」

「こんにちは。」


「いや、特に何もないんですが、前回の露出話があまり面白くならなかったので。」

「助かります。」


「じゃあ、地球に来て驚いたこととか、言えばいいですか?」

「オー!!。スペースニンジャ!!」


「一番驚いたのは、地球人はみんなかっこいい、というところですかね。」

「オー!!。イタリアへ卒業旅行した女子みたい!!。」


「あ、わたし、中2です。」

「でかいね」


「地球人、みなかっこいいです。みんな、歩いている人に足をひっかけて転ばせたりしないです。」

「かっこいいの定義、揺らいでね!?」


「次に驚いたのは、納豆ですね。」

「国、名指しですね。」


「あれ、私たちの卵にそっくりです。」

「・・・あなたたち、卵胎生だったんですか。」


「私たちの卵も、糸がね。こう…。」


そういうと、カツジはヒンズースクワットを、極めてゆっくりとやり始めた。

宇宙には、そんな風に糸が伸びることを表現する方法もあるのかと、俺はひどく感心した。

素肌

くそ寒い昨今。
男にとって、女の子の肌露出や薄着は、想像を絶している。
もはや脂肪がどうこう、という域を凌駕していると感じている。

何か決定的な組織、器官の差異があるに違いない。
いや、メンタル面で寒さをカバーできる能力があるに違いない。

生足を見る度、チーム男性は、そのことで話題沸騰である。


ズボン下なんて本当ははきたくないおやじは、どうにかしてその秘訣を知りたがっている。

「あんなカッコしやがって。見てる方は寒いんだよ。」
そういう男は、確実にうらやましがっている。
寒さに強いことを。


女性の肌に興味を持つ男性が多いのは、単にその美しさによるものだけではないのだ。




「ファッファッファッファッ!!。何を無理やり締めようと思っているのか。」

「やや。そのバルタン的な笑い声は!!」


明日に。

明日も見てくれるかな。

さっき、神託が下った。
急だった。

「今日、13時00分に新宿アルタ前の広場で願い事を叫べば、叶う。」

これが神託なのか分からないけど、僕はそう感じた。

今、12時50分。
場所、所沢。

間に合わない。

間に合わないのが神託たるゆえんかもしれない。
でも、とりあえず僕は新宿方面に向かって歩き出した。

12時52分。
近くを歩いていた人に、新宿方面がこちらの方向でよいのか、訪ねてみた。

知らないと言われた。

間に合わないながらも焦ってきた。
12時54分。

分からない方向に走りながら、願い事を考える。
お金か。
才能か。
異性か。

どれも捨てがたく、その時になったら自然と口にするものを願い事にしようと思うが、その考えも弾む息とともにかき消えた。

12時57分。
走り疲れ、足がもつれ。
それでも分からない方向へ、歩き続ける。

見知らぬ公園を横目に、12時59分。
疲れはててもう動けないはずだったが、なぜか僕は公園の中心に向かって走り出した。

時間を確認しなくても、今、13時00分であることがわかる。

名も知らない公園で僕は、このとき自然と口にするべきものを、口にした。


「俺を、アルタに連れていってくれ!!」
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