うどん

最近近くにできたうどん屋さんに行ってきた。
チェーン店らしいそこは、うどん湯で場を囲むように列をなし、うどんとともに気に入ったトッピングを拾っていくシステム。
おいしそうな揚げ物が陳列されていて、なんだか楽しい感じがする。

さて、湯で時間を待つ間をもてあました僕らはなんともなくあたりを眺めていた。

湯気で曇ったガラスのドアに、それはあった。



うどん



指で、そう書かれていた。
うどん屋さんで、「うどん」という落書きだ。

正直、並大抵のセンスではないと思った。
美しすぎだ。


「うどん屋でうどんって」
「どれだけうどんに焦がれてんの」
「知ってる。知ってるよ」

いくつもの返しが思いついた。



さっそく僕らはこの落書きに対抗しようとした。


うどんの絵と、オリジナル店マーク。

遠く「うどん」の美しさにはおよばなかった。
くやしかった。

とりあえず写真を撮り、茹で上がったうどんとトッピングを選ぶ。
さつまいもの天ぷらがおいしい。


「あーもううどん屋にうどんの落書き美しいな!!」

すぐ思い出した。

でも、その日はずっといい気分だった。

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