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鍵穴を見る。

リュックを買ったのですが、それは入れ口のところが簡単な鍵になっていて。
その鍵を開けないと物が入れられないようになっていました。

さっそく付属していた鍵でそこを開けようとすると、かちりと鳴る。

さては開いたものかと部分をひっぱるが、何故か全然開かない。


小休憩を経て、半日だ。

半日、かちゃかちゃしていた。
さっきまでやっていた。


双方向にまわすと、それぞれかちりというのだから、どうやら鍵は開閉しているらしい。
しかし開かない。


この鍵は見た目簡単なものだ。
なんか、鍵部品全体がぐらぐらとゆるいから。

そこで鍵穴ではなく、部品を引っ掛けているらしい部分をかきまわし、とりあえず開けてしまおうと考えた。

開きさえすれば、その部分から構造を調べることができ、どんな動作により「引っ掛け部分」が動作するのかが分かると判断したためだ。

事実、簡単に鍵は外れた。
何度もハリガネでアプローチしたため、いささか鍵の金具部分に引っかき傷がついてしまったが、まあいい。


その部分には、リュックのフタ部分についたわっか状のものを引っ掛けるための部品があり、どうやらそれが出たり引っ込んだりすることで鍵の役割を果たしているらしいことが分かった。

そして問題点が分かった。

鍵をまわしまわししても、その引っ掛け部分が微動だにしない。
これでは「わっか」は引っ掛かったまま。

リュックのふたを再びロックしてみた。
ロックはできるが、鍵回しではどうにも開錠できない。

リュックは永遠に開かない。



これは不具合なのだろうか。
店に持って行った方がいいのだろうか。


元来、僕は人見知りであり、知らない人には会いたくない。

さらに、結局こちらに落ち度があったときのことを考えたりして、それはなおさらなものとなる。

「鍵が開かないんですけど」

「それ、イミテーションですよ」

そんなことになったらどうしようか。

かちりというイミテーション。

それ自体どうも狙った感があるシロモノだが、そんなことよりも「イミテーションの鍵穴相手に半日のピッキング行動」の方が、強い。

毎朝出会う女性に告白しようとしたら、それは選挙ポスターだった。
そのくらい大変なことなのではないか。


どうしよう、と半ばイミテーションであることを覚悟しようとしたとき、フタがするりと開いた。

どうも、この鍵は「鍵による開錠 + 鍵部分全体を下にスライド」することでロックが解除されるようだった。

鍵部品全体がぐらぐらしていたのは、簡単な構造どうこういうことでなく、必要なゆるさからのものだったのだ。



それにしても、今日ほど鍵穴を見た日は、今までない。

家に帰ったとき玄関が閉まっていて、どこか窓から侵入しようとしたとき、泥棒と間違われるのがいやだから大声で「鍵がないからって、こんなところから入れ、だって!!」と叫びながら窓枠をまたいだことはあったが、そのときだって鍵穴からの侵入を目論んだりはしなかった。



安堵しつつも疲れてしまった僕に、またひとつ新しい鍵の詳細が加わった。

「開けつつ、スライド」

オチもなく、こうブログにしたためているのは、もちろんそのことを忘れないようにするためだし、気持ち「閉めつつ、スライドで、結局中身見えてしまうリュック」みたいなものがないかなあ、などとも考えたりするためだ。

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