スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オナガについて。

本当はいけないことなのかもしれないのだが、家で野鳥を保護していたことがある。

オナガというその鳥は、尾が鋭く長いという、見た目の優雅さに対して、かなり怪獣じみた鳴き声を放つやつである。

この鳥が家にいたおかげで、僕はオナガの鳴き声をまねることができる、気がする。
それを林でまねれば、オナガが返事をしてくれる、気がするくらいだ。





その道端に落ちていたオナガの雛に、僕は「オナガマニア」と名づけた。

オナガが好きで、ついにはオナガになってしまった。
そんなドラマをもって、命名したのだ。



そんなオナガは計3回、脱走した。

脱走といえども鳥なので、飛んでいってしまったことになる。

今でもよく戻ってきたなと思う。

何せそいつは揺れる木の枝にすら餌がもらえると思って、ピーピーねだるのだ。

ちょっと自然に戻してもだめなんじゃないか。
本来はすぐにでもそうすべきなのだが、まあできませんでした。





さて、実は問題は他にもあったのである。
彼もしくは彼女の名前は「オナガマニア」なのだ。

脱走したときが大変だ。


そんな背景を知らぬ人がある家を通りかかるとき、そこから大声で「マニアーック!!」と聞こえるのだ。

オナガマニアでは長かったのか。
僕らはそいつをマニアックと呼んでいたのである。

僕は当事者だから気づかなかったが、心を鎮めて、客観的に当時のことを考えると、その家はミステリーである。

ときどきマニアーックと聞こえる家。

まさか鳥を呼んでいるとは思われまいて。

■ Comment

非公開コメント

リンク
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。