北海道旅行7

小樽を雨のなか、歩く。
とにかく寒い、鞄のぬれるのが残念だ。

蝉の声、ない。
舞う木の葉、ない。
白く染める雪、ない。
ぽかぽか陽気、ない。
雨のときは、何もない方がいい。

鞄もないほうがよかった。

お土産に魚介類を買う予定である。

しかし小樽には鮮魚売り場が思っていたよりもなさそうだ。
そうそうに売り場探しを切り上げ、前もって探し見つけていたところでいくらやかにを買う。
あさって発送してもらうことにする。
おまけに塩辛とメロン飴をつけてもらう。


今日は早朝に市場探し、今まで鮮魚売り場探しで体力を摩耗した。
コーヒーが飲みたくなったので喫茶店に入る。

ケーキセットが500円とは安い。
しかし僕は干しぶどうが嫌いだ。

そう、確かパウンドケーキだったか。
ドライフルーツが混み混みなのである。

ドライフルーツは「なんでフレッシュだった果物をこんなに乾燥させてしまっているのか」といつも思わせる。
そして「サクッ」でも「ジュワッ」でもなく「もにゅっ」なのだ。
何かの幼虫を食べたらこんな感触なんだろうなと考えてしまうと、もう喉を通らない。
喉自体が自律して「あ、こいつ飲み込んじゃまずい」と動いているみたいだ。

無傷で嚥下されたドライフルーツは消化前の短い時間で水気を得て、はれてフルーツになれているだろうか。
パウンドケーキから除外されたドライフルーツたちが、フルーツになるために皿の上で待っている。
それを店のおばさんが、見ている。

かっこむと、もういい時間。
冬の日本海を眺めながら、空港まで2時間弱かかるだろう電車の旅である。

目の前の海が日本海なのかどうなのかは知らないが、冬の日本海というだけで、より風景に味の増す気がする。
歌謡曲による積年の情報操作の賜物だろうか。

空港では疲れきった面々がさつま揚げなどを食べて時間をつぶしている。
異様である。

飛行機は何回乗ったとしても、離陸のときの加速っぷりが怖い。
何かあるんじゃないかと心配になってしまう。

今回も窓側の席を獲得していた。
翼にマクレーン刑事がしがみついていたりしないだろうな。

そう、少し前に「飛行機に何がついていたらいやか」というのを思いついた。
ガムテープや田楽みそなどもあったが、やはりマクレーン刑事だ。

飛行機にマクレーン刑事はいやだ。
絶対墜落するような気がする。
1?4による積年の情報操作の賜物だろうか。

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