おねがい舞の海 その3

昨日からのつづき。

【あらすじ】
美容室で恥ずかしいのは「頭骨の形が美容師にばれちゃう」だ。
恥ずかしくない頭骨の整え方を、嘘を交えて考察。

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1:整えたい頭骨の対角線に位置する部分を軽く押し続ける。
実は、頭というのは全てが均一にバランスが保たれることで形を成している。
例えば、ある顔の部分を親指の腹で軽く押し続けると、その力が作用して反対側の部分が少し盛り上がる。
これを利用して頭骨を整える方法で、うそ。
あごのしゃくれている人は、幼少の頃に枕の形が影響したのかもしれない。

2:両手を顔の前で交差させてそのまま耳をつまみ息を吸い、大きく口を開けて「あー」と言いながら息を吐く。
これでなぜ頭骨の形が整えられるのかはわかっていないが、なぜか整うとうわさされている方法で、うそ。
元々は「スキー場ですてきな男性と出会えるおまじない」としてティーン誌に掲載されていたが、その目的で実戦した女性全6人のうち、3人が頭骨への作用をなんとなくうわさした。

3:幼少から金魚鉢をかぶっておく。
かなり直接的な整え方として古くから知られている方法で、うそ。
この世に金魚が誕生してからまもなくして考えだされている。
しかし現在、その強制的なやりかたが、主に健康面へ悪影響を及ぼすのではないかと心配されている。
そもそも金魚鉢型が「整った頭骨の形」として成り立つのかどうかも、時代によって不定。
よって、この方法を行うにしても、風呂のあと10分だけかぶるといった適切な手段をとるようにしたい。

4:ヘルメットの裏に「理想の頭骨像」を描いた紙を貼っておく。
いわゆる「睡眠学習法」と同様の効果を期待した方法で、うそ。
ただしこのヘルメットを、特に着用しなくてもよいところが、「睡眠学習法」と異なる点である。
あとはヘルメットの該当する部分をなでるだけでそこの頭痛が治るなどの民間療法も存在しているため、ヘルメットには何か神秘的なものがあるのかもしれないと、もっぱらの評判。

5:頭髪を剃った状態で、街に出まくる。
あえて頭骨の防御を捨て去り、ほどよい風化にまかせるという方法で、うそ。
ただし街で見かける丸坊主の人の頭の形はなんだか良さそうに見えることもあるため、一概にはあなどれない方法だろう。
雨風にさらされるほどに頭骨はより自然味を帯び、優美な曲線を描くだろう。
しかし効用を急ぐあまり、本骨(ほんぼね)をちょい外気にさらすような衛生的に良くない愚行は避けたい。


以上。

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