命の長さ、音速を超えず。その2

昨日からのつづき。

【あらすじ】
マンドラゴラの伝説に「それを引っこ抜くときに叫び、聞くと死ぬらしい」。
それゆえ「紐でマンドラゴラとつないだ犬を遠くから呼んでひっこぬかせ、手に入れる方法」が知られている。

でも、それってねえの話。

=====
上記伝説でわかることのひとつに「採取者になれている犬を、採取者はそれほど好きでない」がある。

それはどういうことか。
犬は採取者の「待て!!」を待つ事のできる、なれた犬なわけである。
待たないと、叫び声聞こえゾーンで犬は「待てず」、みんな死んでしまうから。

しかし採取者はそれほどその犬が好きじゃない。

「紐でマンドラゴラとつないだ犬を遠くから呼んでひっこぬかせる」

ここだ。
ここでなぜ「長い紐を用意する」方法がとられないのか。
それが分からない。

伝説だからといって、そういうところをないがしろにしてはならない。

「マンドラゴラが埋まっているうちに叫び声があげられないようにする」というのもありだろう。
マンドラゴラに「ひっこぬかれてない」と思わせる事ができれば、叫び声をあげることもないわけで、その契機が光なら夜にひっこぬけばよく、土の感触がなくなったことなら徐々にひっこぬく事で空気中に根が露出する事になれさせればよい。

周りの土ごと採取、必要なときに根を土に埋まったままの状態で少しだけ削り取って薬に使用する方法もあるだろう。

いろいろあるが、とにかく気になるのが「長い紐の用意」だ。
マンドラゴラの叫び聞こえゾーンを超える長さの紐が使用できれば、何の問題もなく採取が可能。

その紐を用意せずに犬を犠牲にするところが「採取者、犬好きじゃない」というわけだ。
言い換えれば「当時、長い紐超貴重」という可能性もあるけど。


また、マンドラゴラの叫び以上の叫びを採取者自身が発する方法も試みられはしなかったかも気になる。

そんなことできるのかという感じも受けられようが、採取者は「マンドラゴラの叫びが聞こえない地点から、自生場所で待つ犬を呼ぶ」声量が求められるのである。

案外、いけるのではないだろうか。



それにしてもさすがに思う。
ああ、もうマンドラゴラのことはいいや。
もう十分、この2日でマンドラゴラのことを考えた。
当分マンドラゴラの事はいいや、と。


「数多くの採取者を殺害してきたマンドラゴラがついに逮捕。しかし被疑者、黙秘権を行使」

「当分マンドラゴラの事はいいや」に、おいうちの原因を作ってみました。

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