口頭に向くやつ「印象派」

昨日からのつづき。

【概要】

***口頭に向くやつのあけぼの***

大昔、人々はしゃべることで人をおもしろがらせる、いわゆる「口頭に向くやつ」を手に入れるどうこう以前に、そもそもしゃべることが出来なかった。

***初歩的な口頭に向いてるやつの発祥***
哲学者が大声で「おつかれさまでーす」と言ってみたところ、くたびれた格好のくせに何言ってんだ、と受けた。

***初歩的な口頭に向いてるやつ「写実主義」***
それのあるがままを言葉にすることによって、おもしろくする。
もしくはおもしろくなった体でやり過ごす。

***口頭に向くやつ「落差」***
「かすみうまっ!!」
うまくないと思われる霞をうまいと表現する。
その落差を、磁器を愛でるかのように楽しむ。

*****

***口頭に向くやつ「印象派」***

「口頭に向くやつ 写実主義」があまりに流行りすぎていたせいだろうか。

「口頭に向くやつ 落差」が発祥した当時は、その面白さが指摘されるなか「何言ってんのかよくわかりません」という声も多かった。
しかし、「口頭に向くやつ 落差」が受け入れられることによって、むしろその「何言ってんのかよくわかりません」を目指していこう。

そして「口頭に向くやつ 落差」とは別の方向を目指そうとしたものが「口頭に向くやつ 印象派」である。

その経歴上、口頭に向くやつ 印象派」をまとめると「何言ってんのかよくわかりません」であり、芸術のそれよりも抽象的な意味合いが強い。


ポステル
「アジャパー」


何の意味もない。
意味がない、ということすらないというその風貌に、18世紀に生きる人々は畏怖の念を抱いたという。

意味を見いだそうにもその糸口が見つからない。
そんな言葉を考案するのに、ポステルはずいぶん苦労したと自伝「しょっちゅう見舞い申し上げます」で記している。
※ちなみに「アジャパー」考案者ポステルは伴淳三郎の前前世なので、安心である。

ーーーーー
新しい「口頭に向くやつ」を考えるのは大変だった。
朝起きたとき、なんとなく思いついたものを加工してみる。

「アージャパ」
なんか違う。
「アジャーパ」
なんか違う。
「アジーャパ」
発音しづらい。

ーーーーー

「落差」登場からそれほどたっていないころに「印象派」は生まれた。

何はともあれ「意味がわからない」ことが信条であるから、人々にとっては「落差」に比べてとっつきにくい。
しかし、一旦人々に受け入れられさえすれば、「印象派」の口頭に向くやつは新しい言葉の確立すら実現させてしまうものであった。



このように、「口頭に向くやつ」は「写実主義」「落差」「印象派」と遷移、派生してきた。
では今後、どのような発展をしていくのだろうか。



次回

口頭に向くやつの今後

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