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足らない証 その1

このあいだ、久しぶりにタクシーに乗った。
電車代金のことを考えると、毛ガニの甲羅に焼酎を入れて一杯やりたくなるような値段だが、荷物が多かったんである。

多くの人が気づいているように、タクシーの運転手は喋る人か喋らない人か。
だいたい2通りに分かれる。

喋らないのはごもっとも。
運転中でそれが仕事なのである。
それに集中してもらいたい。

喋るのもごもっとも。
お客さんを楽しませられそうな話を引き出しに持っているわけで、それで束の間の休息を過ごしてもらいたいということなのだろう。

僕はどちらも全然気にならない。
その運転手は喋るタイプで、昔旅行したことを話してくれた。


そんな車中。
僕が先日大阪に行ってきたことを話すと、意味ありげな笑みをバックミラーに浮かべて、こう切り出してきた。


「ソースをつけないたこ焼きって知ってます?」


知っていた。
おそらく明石焼のことであろう。

僕はたこ焼きが大好きだから、結果的に明石焼も大好きだ。
見た目くらいしか類似点はないが、たこ焼きの積極的な味と明石焼の優しい味。
どちらも甲乙付けがたい。

しかし、ここでちょっといじわるな気持ちが芽生えてきた。
彼には申し訳ないが、ここは「明石焼知らない」で通してみたくなった。

この手のいじわるは、人が思っているよりもかなりたちが悪い、ひどいことである。
だからまずやらないのだが運転手があまりに楽しそうに、しかも人なつこくていい人っぽいので、いじめたくなったのだ。
ここであやまる、「こないだのたこ焼き明石焼の件」、ごめん。

ついでに続きは明日にして、ごめん。

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