なぜか台北 その1

空港の喫茶店は、値段は高いが確かにうまい。
よくわからないネーミングのコーヒーを飲みながら、まんまと集合場所を間違えていた。

いつものように全く予定を立てていない。
そんな旅行は、人に語るという点ではだめだが、自身としては楽しかった。

台湾への旅行である。
早朝からの電車で疲弊していた僕は、どうにか集合場所へ時間どおりに到着できた。


飛行機は嫌いだが、空港の広さは好きだ。
高価なのでひやかしくらいしかできないが、清潔さと人の高揚さは神社の祭りのような雰囲気を感じさせる。

そこは新しくできたところなのだろうか。
人が少ないのも手伝って、床の輝きが目立つ。


荷物を最小限にするのが僕の旅行における最重要ポイントだ。
別に亡命するでもなく、単に観光であるわけで、ちゃんと日本に帰る。

1日目に着用した衣類を2日目に寝かせておくと、3日目はマイルドになる。
そうは思っていないが衣類も少量にし、どうにか軽量化に成功。

なんとなく、チケットを見せる場所に到着した。
ここでチケットとパスポートを見せるらしい。

するとスタッフのお姉さんが驚きとともにこう切り出してきた。

「nimbusさんはパスポートの期限3ヶ月前が、あと3日で来るんですけど・・・」

僕は何を言っているのか分からなかった。
期限まで3ヶ月もあるやないか。

しかし周りの人に聞いてみると、どうやら「期限3ヶ月前はもちろんで、それぎりぎりの旅行というのは危険すぎる」ということらしい。
例えば旅行先で怪我をし、長期入院なんてしようものならパスポートの期限があやういではないか。
そういうことらしいのだ。

3ヶ月も期限が残っていると考えていたが、スタッフの人含めた周りがざわめくほど、ぎりぎりなんだ。

僕はこのとき、より「ちゃんと日本に帰る」ということを考えた。

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