リンケージ、サッカー中継。

サッカーのルール、定石がよく分かっていない僕だが、それでもサッカー中継を見ながら酒を飲むという機会を何度か経験している。

メンバの中にはもちろんサッカー経験者がいるわけなのだが、その人たちがすごい。
選手のことごとのふるまいを見て、的確くさい評価をばんばん下すのである。

僕は、自分の陣地の方にボールがより存在しているチームの方が負けると思うので、ボールはすぐに相手陣地の方へ蹴ればいいのではないかと思うのだが、そうではないらしい。

相手を引きつけたり、蹴る振りをして相手を抜かしたり、相手がファウル覚悟で仕掛けざるを得ないシチュエーションを作ったりと、シュート力以外にかなり戦略が求められるものらしいのだ、サッカーは。

くにおくんシリーズという、そこそこの年齢の男性にとっては懐かしいタイトルのファミコンがあったが、その中にサッカーゲームがあった。
くにおくんは不良なのに、なぜかサッカーをするのだ。

いや、なぜかは失礼か。
サッカーか、不良か、あるいは両方に。

ともかく、くにおくんのサッカーゲームにはそれほどの戦略は必要なく、基本的には「かっくんシュート」を放てる選手にボールを集めるゲームだった。

「かっくんシュート」はある選手が放てる必殺シュートで、ゴールに入らないような軌跡のシュートでもその直前で神秘的な力が働き、キーパーを吹き飛ばしながらネットを揺らすという、ある意味おなじみのシュートだ。

このシュートはゲーム内でも屈指の得点率を誇り、より「かっくん」させるようにわざとその選手をはじっこに行かせたりするのだ。

そしてこのゲームでは「ヘディングシュート」が「必殺シュート」になる。
くにおくんのサッカーは、ある選手がライン間際でヘディングを空振りさせ続けるという戦略以外は通用しにくい。

ビールを飲みながら、大きくクリアされたボールをライン際の選手が取る度に、そんなことを思い出していた。

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